最近『レジデンス』(The Residence)を観ました。主人公の探偵がバードウォッチング好きで、いろいろな鳥も紹介されます。それで、野鳥観察のシーズンが終わる前に、見過ごされがちな鳥の命の危険、衝突事故について、みんなで考えてみたくなりました。(ちなみに、テンポがよくてかなり面白かったので、おすすめです。)

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・野鳥の衝突事故とは

飛んでいる鳥が人工物にぶつかり、けがをしたり命を落としたりすることです。鳥の目は独特な構造をしていて立体像を結べず、前方の障害物を見分ける力が比較的弱いとされています。ガラスに映ったものを空や木々だと思い込むと、目の前の危険にまったく気づかないまま衝突し、大けがをしたり死んでしまったりするのです。

中国では、こうした衝突が広い範囲で頻繁に起きています。

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『全国鳥類衝突防止アクションネットワーク2022年度報告』より:https://www.dukekunshan.edu.cn/wp-content/Bird-collisions-2021-22-annual-report.pdf

調査によれば、カナダでは毎年1600万〜4200万羽の鳥が衝突によって死んでいます。アメリカでは、その数は3億6500万〜9億8800万羽にも達する可能性があるそうです。衝突事故は世界の鳥類の個体群を深刻に脅かすとともに、人間の暮らしにも大きな影響を及ぼします。事故の多さは、私たちの前に深刻な生態系の危機を突きつけています。

・身近で始まっている取り組み

私は紅樹林基金会(MCF)の湿地保全ボランティアの一人です。ここ数年、衝突防止の活動に参加する市民やボランティアが増えているのを感じます。たとえば深圳地下鉄は、2023年に鳥の保護をテーマにした取り組みを始めました。

「深圳は私たちが暮らす場所であると同時に、ほかの生き物やさまざまな種のすみかでもある」

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社会に広がる鳥類衝突防止の取り組み、その歩み:
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では、私たちには何ができるのでしょうか。

1.専用の反射シールを使う

窓に反射シールや目印を貼ることでガラスを見えやすくし、鳥がその存在に気づいて衝突を避けられるようにします。

2.カーテン、網戸、ブラインドなどを取り付ける

ガラスの反射を抑え、鳥が窓を見分けられるようにします。

3.夜間の点灯時間を減らす

夜は衝突事故が起こりやすい時間帯です。星空を頼りに夜の空を渡る渡り鳥は、都市の光害で方向感覚を乱され、ガラスに向かって飛んでしまいます。(だから、早寝早起きは自分にも自然にもいい!)

4.市民参加の衝突調査に加わる

衝突事故を見かけたら、WeChatで公式アカウント「防鸟撞行动网络」を検索し、下部メニューの「加入我们」(参加する)から「随机鸟撞记录上传」(偶然見つけた衝突の記録を送る)へ進むと、鳥の保護に役立つ情報を届けられます。

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各地の野鳥の会などにもぜひ目を向けて、衝突事故や鳥たちの暮らしを、もっと広い視点から知ってもらえたらと思います。

穀雨も過ぎ、今年の春はいよいよ終わりに近づきました。
暖かさが戻り、寒波が去ると、渡り鳥も越冬地から繁殖地へ帰っていきます。野鳥を観察する人にとって、渡りの季節は絶好の機会です。そして同時に、衝突事故が増える時期でもあります。だからこそ、予防にもいっそう気を配りたいのです。
手を取り合って、この空を守れますように。鳥たちにはガラスが見え、私たちにはいのちの声が届きますように。


一緒に鳥を守ってみたいと思った方へ。私が知っている団体と、おすすめの記事をいくつか紹介します。

・自然之友(Friends of Nature):1993年に設立された中国の民間環境団体で、中国で最も早く活動を始めた環境公益団体の一つです。

・防鸟撞行动网络(鳥類衝突防止アクションネットワーク):複数の機関が連携する全国規模の市民科学プロジェクト。科学的な調査と市民の参加を通じて、ガラス建築への衝突による鳥の死を減らすことを目指しています。

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ガラスにぶつかる鳥を救うために、シール以外にもできること

鳥の衝突を都市の傷跡にしないために

・紅樹林基金会(Mangrove Conservation Foundation、略称MCF):中国で初めて民間から発足した、一般からの寄付を募る環境保護基金会です。

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・昆山デューク大学 生物多様性・持続可能性研究室(Biodiversity & Sustainability Lab、略称B-LAB)

・昆山デューク大学 環境

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